No.021
項目を常に表示させてスクロールできるようにしたい(ウィンドウ枠の固定)
2003/2007/2010/2013
Excelはスクロールすると、下または右に画面が移っていきます。
データベースで項目(フィールド)が最初にある場合に、スクロールすることで項目が隠れていってしまい、どの項目であったかが判別しにくくなることがあります。
そこで、列項目や行項目などを常に表示させて、データはスクロールできるよう設定することができる、[ウィンドウ枠の固定]という便利機能があります。
固定位置を選択してから[ウィンドウ枠の固定]を設定するのですが、先にコマンドの場所です。
[表示]タブ-[ウィンドウ]グループ-[ウィンドウの固定]ボタンより設定します。
そしてどこを選択すれば、どのように固定されるかは次のとおりです。
- 行選択、またはA列のセルを選択 …その行より上側(行)が固定
- 列選択、または1行目のセルを選択 …その列より左側(列)が固定
- 上記以外の単一セルを選択 …選択したセルより上側と左側で固定
選択している上もしくは左で固定と覚えておきましょう。
例えば上図のように、項目が2行目にあり、1行目と2行目を常に表示させるようにウィンドウ枠の固定をする場合、セルA3または3行目を選択して、[ウィンドウの固定]ボタン-[ウィンドウ枠の固定]をクリックします。
また、スクロールして2行目から表示されている状態で、同様のウィンドウ枠の固定を行うと、1行目はスクロールでは戻せず、表示されません。
[ウィンドウの固定]ボタンから選択できる[先頭行の固定]、[先頭列の固定]は、特に選択しなくても、そのときに表示されている先頭行(1行目とは限らない)、先頭列(A列とは限らない)が固定されます。
ウィンドウ枠の固定を解除するには、[ウィンドウの固定]ボタン-[ウィンドウ枠固定の解除]をクリックします。
Excel2003では、
[ウィンドウ]メニュー-[ウィンドウ枠の固定]より設定します。