No.008
列番号の表示が1、2、3になっているのをA、B、Cに戻したい
2003/2007/2010/2013/2016/2019
Excelの既定では、行番号 が下方向に123・・・、列番号 が右方向にABC・・・と表示されています。
ところがたまに、行番号 も 列番号 もともに123・・・という表示になってしまった、というお問い合わせをいただくことがあります。
何をやってそうなったのか毎回聞きますが、みなさん不明で「気付いたらなっていた」とおっしゃるので、原因がよくわかりません。
このとき、普段セル番地が表示される [名前ボックス] も「R2C4」などとなっているほか、数式バーに表示されている数式もRやCが入った数式となっています。
この表示については、後でご案内いたします。
ではこれを、見慣れたいつもの状態に戻しましょう。
これはExcelのオプション設定が、変更されていますので元に戻します。
[ファイル]タブ - [オプション] をクリックし、[Excel のオプション]ダイアログ ボックス を表示します。
[数式] を選択、[数式の処理] の [R1C1参照形式を使用する]チェック ボックス をオフにします。
Excel2007では、
[Office]ボタン - [Excel のオプション] をクリックし、[Excel のオプション]ダイアログ ボックス を表示します。設定は上記と同じです。
Excel2003では、
[ツール]メニュー - [オプション] をクリックし、[オプション]ダイアログ ボックス を表示します。[全般]タブ で、[R1C1参照形式を使用する]チェック ボックス をオフにします。
さて、このR1C1参照形式について少し解説しておきますね。
この「R」は行のこと、「C」は列のことを表します。
最初の画像で名前ボックスに表示されていた「R2C4」というのは、2行目4列目のセルということで、セルD2番地を示します。
数式バーの式「=RC[-2]+RC[-1]」は、2つ左(-2)のセルと1つ左(-1)のセルを足し算しています。左側はマイナス値、右はプラス値です。
こういったR1C1参照形式を使用するメリットがあるケースは、列番号を使って指定するような操作や設定の場合です。
列番号がABC・・・だと、例えばAA列は列番号何番って言われても、数えないとわからないですよね。そんな操作のときです。