No.004
テーブルのデータ型をクエリで変更する 《データ定義クエリ》
2003/2007/2010/2013/2016
テーブルのフィールドのデータ型をクエリを使って変更する方法です。
データ型の変更は[データ定義クエリ]を使用します。
データ定義クエリでのデータ型の変更は1つのフィールドのみとなります。
データ定義クエリはSQLでの書き方となり、構文は次のとおりです。
ALTER TABLE テーブル名 ALTER COLUMN フィールド名 データ型;
では作成してみましょう。
デザイン ビューでクエリを作成し、テーブルを追加せず、[クエリ ツール]-[デザイン]タブ-[クエリの種類]グループ-[データ定義]をクリックします。
例えば、テーブル1のフィールド[F1]のデータ型をテキスト型にする場合、データ定義クエリに次のように記述します。
ALTER TABLE テーブル1 ALTER COLUMN F1 TEXT;
テキスト型の設定はもちろん最後の「TEXT」ですが、他のデータ型に設定する場合の指定は、次のとおりです。
- テキスト型 …TEXT または CHAR
- 数値型(バイト型) …BYTE
- 数値型(整数型) …INTEGER
- 数値型(長整数型) …LONG
- 数値型(単精度浮動小数点型) …SINGLE
- 数値型(倍精度浮動小数点型) …NUMBER
- 通貨型 …CURRENCY または MONEY
- 日付/時刻型 …DATE
- オートナンバー型 …COUNTER
複数のフィールドのデータ型を変更するような場合は、その分のデータ定義クエリを作成することになります。
作成したデータ定義クエリを、マクロのアクション[クエリを開く]で実行するように指定すれば、複数のデータ型を変更することができます。
VBAを使用するならば、ヘルプ「テーブルの複数フィールドのデータ型をまとめて変更する」をご参照ください。
Access2003では、
選択クエリからデータ定義クエリに変更するには、[クエリ]-[SQL]-[データ定義]をクリックします。