No.011
マイクロソフトのメール ソフト(メーラー)について
2003/2007/2010/2013
マイクロソフト社からは複数のメールソフトが出ていますが、系列は2種類です。
- Windowsに付属している無料のメールソフト
- Officeに付属しているの有料のメールソフト
<Windowsの無料メールソフト>
まずWindowsに付属している無料のメールソフトは、メール関係機能のみの簡易なメーラーです。
Windows XPでは、「Outlook Express」としてOSに標準搭載されていました。
Windows Vistaになると、「Windows メール」と名称が変わりましたが同様に標準搭載されています。
Windows 7からは、「Windows Live メール」とまた名称が変わりました。
このWindows Live メールは、Microsoftのホームページからダウンロード、インストールすることで使えるようになっています。機能も少し加わりカレンダー、フォトメールと充実してきました。
<OfficeのOutlook>
Officeに付属しているの有料のメールソフトは一貫して「Outlook」です。
有料というのは、Office自体が有料であるからです。
Outlookは多機能なメールソフトで、メール機能だけでなくスケジュール管理やメモ機能など、またOfficeに付属しているのでVBAを使った複雑な自動化も可能です。
特にOutlook2010からは、他のOffice製品と同じく、すべてのウィンドウでリボン インターフェースが採用されています。
使用するメールソフトで1つ考慮をしておく必要があるのが保存容量です。
Outlookは1アカウントにつき拡張子「.pst」「.ost」というファイルで管理され、上限があります。
Outlook2007以前のバージョンは pstファイルの上限が20G、Outlook2010以降のバージョンでは50Gとなっています。
Windows系列のメール ソフトは、Outlook Expressでは、各フォルダごとに拡張子「.dbx」のファイルでが管理されており、すべてのdbxファイルの総容量が2Gまでという上限があります。容量が上限に近付いてきた段階で、受信したメールが消えてしまったりといったトラブルがよく発生しました。
Windows メール、Windows Live メールになると、各メールを拡張子「.eml」の1ファイルで保存するため、通常のファイルと同様の扱いとなり、特にメールソフとしての保存上限はありません。