No.005
《表示形式》 日付の表示形式(和暦のカスタマイズ)
Excel2003/2007/2010/2013
日付というのは、表示方法をいろいろにアレンジしたくなるものです。
誕生日は和暦「平成○年○月○日」とか、予定日は「2030/04/01」とか。
そしてExcelには、みなさんのさまざまなをご要望を満たす表示形式が用意されています。
今回は和暦の表示形式をご案内します。
まずは日付を西暦で入力しましょう。セルに「2030/4/1」と入力しました。
その後表示形式を和暦にするのは、[セルの書式設定]ダイアログ ボックスを使用します。
[セルの書式設定]ダイアログ ボックスの表示は、セルを選択してショートカット キー「Ctrl」+「1」、または右クリック-[セルの書式設定]をクリックが便利です。
[セルの書式設定]ダイアログ ボックスの[表示形式]タブで設定します。
[分類]が[日付]に設定されていることを確認し、右下の[カレンダーの種類]を[和暦]に指定します。
すると[種類]には和暦の2つのパターン「Hxx.3.14」と「平成xx年3月14日」が選択できるようになっています。

[種類]ボックスの上の表示形式を指定すると、西暦「2030/4/1」は和暦「H42.4.1」となります。
今回それではもう少し突っ込んで、日付の表示形式の一覧にない和暦、アルファベットの元号を付けて2桁ずつの年月日をカンマで区切った「H42.04.01」というように表示させてみましょう。
ここからは、書式記号を使って自分で表示形式を作成していきます。
- 設定するセルを選択し[セルの書式設定]ダイアログ ボックスの[表示形式]タブを開きます。
- [分類]を[ユーザー定義]にし、[種類]ボックスに書式記号を入力して設定します。
「H42.04.01」と表示させるには、「ge.mm.dd」 と設定します。
アルファベットの和暦の元号と年は「ge」、
月や日を必ず2桁表示する場合、月はmonthの「m」を2つ書いて「mm」、日はdayの「d」を2つ書いて「dd」と指定します。
カンマやスラッシュはその位置に指定します。
- ダイアログ ボックスの右上にある[サンプル]が設定された表示形式の結果ですので、確認してから、[OK]をクリックします。
書式記号を使用すると、自由に表示形式を作成することができます。
和暦の6桁「420401」とするならば「emmdd」、「H42/04/01」は「ge/mm/dd」と設定します。
ヘルプmemo
<和暦の書式記号>
「e」は和暦の年、「g」は元号を表します。
元号は、「g」の個数によって次のように設定することができます。
ggge... 平成42
gge... 平42
ge... H42
月日は西暦と同じです。
月(month)は、4月の場合「m」と指定すると「4」、「mm」では「04」と必ず2桁で表示されます。
日は「d」と「dd」で指定し、月と同様のパターンです。
「月」などの文字列はダブルクォーテーションで囲んで指定します。
これら書式記号を組み合わせて表示形式を作成します。
例えば、「平42年04月01日」といった表示にしたい場合の表示形式は
「gge"年"mm"月"dd"日"」と設定します。