No.008
《名前》 定義された名前を編集、削除するには
2003/2007/2010/2013
セル範囲に名前を定義すると、その範囲を指定するときに名前を使用することができ、効率よく作業ができます。
名前の定義はダイアログ ボックスを使用せずに簡単に設定することができますが、反面変更や解除する方法のお問い合わせをいただくことがあります。
設定された名前を編集したり、削除したりする方法です。
ショートカット キー「Ctrl」+「F3」、または[数式]タブ-[定義された名前]グループ-[名前の管理]をクリックします。
[名前の管理]ダイアログ ボックスが表示されます。
定義された範囲のみを編集する場合は、[名前の管理]ダイアログ ボックスで該当の名前を選択し、下の[参照範囲]を編集、または範囲を取り直すことで完了です。
定義された名前を変更する場合は、[編集]ボタンをクリックし、[名前の編集]ダイアログ ボックスで変更します。
名前を削除する場合は、[削除]ボタンですね。
最後に1つ、名前に関する注意点をご案内します。
名前が定義されていること気が付かずにブックをいろいろ編集していくうち、例えば名前に設定したセル範囲を削除したりなどすると、名前の範囲にエラーが出ます。
名前にエラーがたくさん出てくると、ブックが開かなくなったり重くなったりなどのトラブルを引き起こします。
結構何件も遭遇しましたが、そういったブックには無数の名前がたまっていました。
シートを別ブックにコピーすると、コピー先ブックに名前もコピーされます。
自分が設定した記憶がなくても、他の人が編集していたブックには名前があるかもしれません。
昔からあるブックでデータ量の割に重い場合は、是非名前を確認してくださいね。
Excel2003では、
[名前の管理]ダイアログ ボックスの表示方法は、[挿入]メニュー-[名前]-[定義]をクリックします。