No.004
そのオブジェクトがデータベースに必要かを調べる
2003/2007/2010/2013/2016
業務で規模が大きいデータベースは、テーブルやクエリの数がたくさんあるものです。
そういったデータベースを何世代かの担当者で使用したりすると、オブジェクトが必要かどうかもあやふやになってきます。
Accessに不慣れな方ですと、削除してしまって動かなくなってしまったら怖いですから、なかなか手が付けられない、ということもあるでしょう。
そこでAccessでは、オブジェクトが使われているかどうかを点検するツールがあります。
これで、そのオブジェクトが他のどのオブジェクトとも関連していないのであれば、安心して削除することができるわけです。
ではそのツールの使い方を見ていきましょう。とても簡単ですよ。
[データベース ツール]タブ-[リレーションシップ]グループ-[オブジェクトの依存関係]をクリックします。
次に、「オブジェクトの依存関係情報を生成するには、[名前の自動修正情報をトラックする]オプションがオンになっていなければなりません。」というメッセージが表示された場合は、[OK]をクリックして進みます。
これは、[Access のオプション]の設定にあり、自動的にオンにしてくれます。
右側に、[オブジェクトの依存関係]作業ウィンドウが表示されます。
では、ナビゲーション ウィンドウで、依存関係を調べたいオブジェクトを選択します。
[オブジェクトの依存関係]作業ウィンドウの、[このオブジェクトに依存するオブジェクト]オプションを選択して、[更新]をクリックします。
すると、選択したオブジェクトと関連のあるテーブル、このオブジェクトを使用して作成しているオブジェクトが表示されます。
[このオブジェクトが依存するオブジェクト]オプションを選択すると、このオブジェクトが作成されたときに使用したオブジェクトが表示されます。
例えば次のように、1つのオブジェクトがどちらのオプションで確認しても、現在あるオブジェクトと何の関連も持たないとわかったときには、そのオブジェクトは削除しても問題ないことになります。
なお、オブジェクトの依存関係は、テーブル、クエリ、フォーム、レポートの4つのオブジェクトにおいて情報を得ることができます。
Access2003では、
[表示]メニュー-[オブジェクトの依存関係]をクリックします。