No.001
Wordを新規作成したときのデフォルトの書式を変更したい
2003/2007/2010/2013/2016/2019/2021
Wordで新規作成を行ったときに開いてくる新規文書の初期設定は、フォントが [游明朝] または [MS 明朝]、フォントサイズは 10.5pt、などと設定されています。
文書作成するときのフォントはほとんどがゴシック系で書くといった場合に、新規文書の既定の設定を変更すると、毎回変更することなく効率的です。
Wordには「標準テンプレート」という新規作成時に開かれる既定のテンプレートがあります。
標準テンプレートには、新規文書の初期表示を定義する書式やユーザー定義が含まれています。
標準テンプレートは、Word2003までのバージョンでは「Normal.dot」、2007以降では「Normal.dotm」というファイル名で存在しています。この標準テンプレートの書式を変更することで、初期設定を変更することができるのです。
Word2007バージョン以降の標準テンプレートは、次の場所にあります。
C:¥Users¥ユーザー名¥AppData¥Roaming¥
Microsoft¥Templates¥Normal.dotm
この標準テンプレートの書式は、変更できるようになっています。
では、Word新規文書の設定をを思い通りに変更してみましょう。
- 標準テンプレートの上記場所を開いてください。
-
Word2021からは、「Shift」を押しながら 標準テンプレート Normal.dotm のアイコンを右クリック - [編集]、 それまでのバージョンでは 右クリック - [開く] で開きます。
または、開いている Word から [ファイルを開く]ダイアログ ボックス を起動し、上記場所の標準テンプレートを開きます。 -
開いたファイルのファイル名が、標準テンプレートのファイル名となっていることを確認します。
ダブルクリックで開くと、普通の新規作成文書となってしまいますので、やり直しです。
- 開いた Normal.dotm を、フォントなど希望の設定になるよう編集し、上書き保存します。
Word2003の標準テンプレートは、次の場所となります。
C:¥Documents and Settings¥ユーザー名¥Application Data¥
Microsoft¥Templates¥Normal.dot
ヘルプmemo
<標準テンプレートの削除>
Wordを初期設定の状態に戻したい場合は、編集した標準テンプレートを削除します。
標準テンプレートを削除し存在しない状態でWordを新規作成すると、初期設定状態の標準テンプレートが生成され、既定のWordが開きます。