No.007
マクロ記録はどこに記録されているのか
2003/2007/2010/2013
マクロ記録といいますが、マクロはいったいどこに記録されるのでしょうか、というお問い合わせをいただきました。
確かにExcelのどこを探しても記録場所がありません。
マクロは、記録すると同時に、その操作内容を「VBA(Visual Basic Application)」というプログラミング言語によって記述されます。
Visual Basic Application、通称VBAというのは、Microsoft社が開発したアプリケーション用プログラミング用語のことです。
では、VBAはどこに記述されているでしょうか。
VBAは「Visual Basic Editor」(通称VBE)という、Excelと連動している別プログラムに記述されます。
VBA(言語)とVBE(エディタ)、ややこしいですが、マクロをやりだしたら使用することもありますので、是非覚えておきましょう。
では、そのVBEの場所です。VBEは次の方法によって表示することができます。
表示されたVBEの左上にプロジェクト エクスプローラーという階層構造があります。
もしなければ、VBEの[表示]メニュー-[プロジェクト エクスプローラー]をクリックします。
そして、階層構造には[標準モジュール]というフォルダーがあり、「+」ボタンをクリックして展開する配下に作成したマクロのVBAが記述されています。
既定では「Mojule~」という名前が見つかりますので、ダブルクリックすると、右側にマクロ記録されたVBAのコードが表示されます。
マクロ記録した内容を確認したい場合は、VBEの必ず標準モジュールのフォルダー配下に作成されますので探してみてください。複数のモジュールが作成されている場合もあります。
つまり、マクロの本体はVBAというプログラムでできているのです。
そして、VBAの理解があれば、記録したマクロを自由に編集していくことができますよ。