No.002
範囲選択が解除できない
2003/2007/2010/2013/2016/2019/2021
あるセルを基点として範囲選択となり、その選択モードが解除なくなってしまいあせったことはないでしょうか。
クリックしたセルまでが範囲選択となってしまうという現象で、Wordでも起こりえます。
しかしこれは不具合などではなく、ちょっとしたことなのです。
そのとき、ステータスバーには [選択範囲の拡張](Excel2007以降)、または [拡張](Excel2003以前)と表示されています。
解除するには、「F8」または「ESC」を押します。
そのほか、マウスのホイールをクルっとすることでも解除になります。
そうなってしまった原因は、きっと知らないうちに「F8」キーを押してしまっています。
意図しないでこの動作は困ることが多いですが、大きいセル範囲選択をするときに、先頭セルを選択し「Shift」を押しながら・・・のところを、「F8」を押しておいて終点セルをクリックとできます。
実はさらに、「Shift」+「F8」を押すとステータスバーには [選択範囲の追加または削除](Excel2016~)、[選択範囲に追加](Excel2007~Excel2013)、または [ADD](Excel2003以前)と表示され、複数セル範囲を「Ctrl」を押すことなく追加していくことができます。
複数セル範囲の追加を解除する場合、「Shift」+「F8」または「ESC」またはマウスのホイールですが、「F8」のみ押した場合は、[選択範囲の拡張]となります。
意図してうまく利用すると、結構便利に使用できそうですね。