ヘルプの森~Excel・Access・Office全般ヘルプデスクサイト

No.008

オートナンバーを任意の番号からからふられるようにする

2003/2007/2010/2013

例えば、テーブル[テーブル1]のオートナンバー型のフィールド[ID]を1からではなく100からふりたいという場合です。

Excelでインポート、または追加クエリなどによって、オートナンバー型のテーブルに1つ前の99番のレコードを追加することで99番のレコードを生成し、その後99番レコードは削除します。
すると、新規レコードは100番からとなります。

では、その手順です。

<Excelをインポート>

まず簡単なのは、このExcelをインポートする方法です。

  1. 新規のExcelのセルA1にオートナンバー型のフィールド名「ID」、セルA2に「99」と入力して保存します。(セルA1とA2だけです。)
  2. テーブル[テーブル1]は閉じておきます。
    [外部データ]タブ-[インポートとリンク]グループ-[Excel]ボタンをクリックします。
    Access外部データタブ
  3. 1で作成したExcelを[ファイル名]に指定し、[レコードのコピーを次のテーブルに追加する]オプションで[テーブル1]を指定し、そのまま進めて、インポートします。
  4. インポートが終了したら、テーブル[テーブル1]を開き、「99」までのレコードをすべて削除します。

これでオートナンバー100番からの新規テーブルとなります。

このようなテーブルを毎度作成するような場合は、次の追加クエリを用意しておくといいでしょう。

<追加クエリ>

  1. テーブル[テーブル1]には1件以上レコードを入れておきます。
  2. クエリをデザイン ビューで新規作成し、テーブルは追加しないでおきます。
  3. フィールドに演算フィールドを作成して、99が得られるような式を作成します。
    フィールド名は任意に指定します。
    クエリデザインビュー
  4. [クエリ ツール]-[デザイン]タブ-[クエリの種類]グループ-[追加]ボタンをクリックして追加クエリにします。
    表示される[追加]ダイアログ ボックスで追加先テーブルとなる[テーブル1]を指定します。
    追加クエリ
  5. 追加クエリにすると、[レコードの追加]行が表示されます。
    該当の[レコードの追加]セルには、フィールド[ID]を指定します。
    追加クエリ
  6. [クエリ ツール]-[デザイン]タブ-[結果]グループ-[実行]ボタンをクリックしてクエリを実行します。
  7. 追加クエリが終了したら、テーブル[テーブル1]を開き、「99」までのレコードをすべて削除します。

Access2003では、
Access2003でのインポートは、[ファイル]メニュー-[外部データの取り込み]-[インポート]、追加クエリの作成は[クエリ]メニュー-[追加]より設定します。

twitter hatena line pocket

関連ヘルプ

欠番が出たオートナンバー型フィールドの番号をふり直すには
テーブルのデータの一部分の文字列を別の文字列に置き換える
テーブルデータの先頭にあるシングル クォーテーション(')を取りたい
オートナンバー型フィールドの書式を変更する
Accessの日付、時刻の書式(表示形式)について
郵便番号⇔住所の自動入力機能の設定(住所入力支援プロパティ)
市区町村の合併で郵便番号や住所が変更された場合の住所入力支援の更新について
テーブルやクエリを印刷したときのページ設定が次に開くと戻ってしまう